「途中で挫折する人は、わざわざつらい方法を選んでいた 」
の回(4月28日分)で、3番目に挫折しやすい食事として挙げたのは、
3.好きな食品を減らす (同じ効果なのに、わざわざつらいことをする)
でした。
好きなものを減らそうとするのは、春日局(かすがのつぼね)の薬断ちのように
・ つらいことをしたほうが、よい結果が得られそうな気がする
からだと思います。
しかし、
「カロリーは、1人1人の生活環境や食品の好みに合わせて減らしてよい」
(蛋白質の必要量が摂れていることだけが条件)
だけではなく、
「カロリーは減らし続けなければならない 」
(元のカロリーに戻ると体重も元に戻るからです)ので、
- よりつらいことをするほうが、途中で挫折する危険が高い
と考えるべきです。
「人目」が気にならない、
元気な時間帯の
減らしやすい食事が、
炭水化物と蛋白質のバランスを考えて摂っていた
(しかし、実際にはカロリーが多い!)
定食型の食事 だった、ということはよくあると思います。
その場合、量に気を付けて、
(カロリーを決めるもので重要なのは、何を食べるかよりも、どれだけ食べるかです)
- 粉物(炭水化物)好きなら、麺類やおにぎりなど炭水化物
- 蛋白質好き(?)なら、ハンバーガー、フライドチキンなど蛋白質(を多く含む食品)
を摂るようにすればよいのです。
人間の味覚・嗜好は、生まれつきではなく、いわゆるおふくろの味のように、生まれたあと慣れ親しんできた食物によって作られます。
また、体に良いということを聞かせられ続けていると、それがおいしく思えるようになったりします(あの食品のことです)。
地域により、また同じ地域(たとえば日本)でも、世代によって何をおいしいと思うかは違います。
その中で(自分が過ごしてきた文化と環境の中で)、
自分がおいしいと思うものを食べようにしていかなくては、この先続けていくことはできません。(元のカロリーに戻ると体重も元に戻るからです)
必要量の蛋白質を確保した上で、カロリーを少なくさえすれば、
(これが、どの地域、時代にも共通した健康的な食べ方です)
あとは私たち(人間)の体が、うまくやってくれます。
(カロリーは、1人1人の生活環境や食品の好みに合わせて減らしてよい)
[…] 必要量以上を摂れば、あとは、自分の好みで炭水化物か蛋白質を減らす、 […]
[…] その人の生活環境や食品の好みに応じてカロリーを減らすことができ、 […]
[…] という(患者さんの環境や嗜好を考えると)誤った答えが返ってき […]
[…] しかし、自分の生活環境に合わせて、減らしやすい食事から、減 […]
[…] 「減らしやすい食事」から、「減らしやすい食品」の量を減らすことによって、 […]
[…] 「減らしやすい食事(その1、2、3、4)」を減らしてみてください。 […]
[…] 食品の好みや、空腹を避けるための手間ひまという文化的環境 […]
[…] 例えば、ある食事から、160kcal減らすときは、 […]