人間を含めた動物は、周囲の環境に適応する能力(学習能力)があります。
春に暑いと感じた同じ気温が、真夏には涼しく感じられるようになりますが、
これは、快適と感じる温度の範囲が、夏には周囲の環境に適応して、高くなったことによります。
このような動物にも共通した適応能力だけでなく、
ダイエットなど、人間に特有の行動にも適応・学習能力を考えることができます。
Ⅰ.まず、実行時には、
- 「人目」が気になるかという社会的環境
- 元気か、疲れているかという生物的な生活リズム
- 食品の好みや、空腹を避けるための手間ひまという文化的環境
のそれぞれについて、そこからはみ出すとつらい・不快と感じる範囲があって、
そのつらさ・不快さの大きさが積み重なると、実行を始めていても挫折することになります。
予めそのことを知り、最もつらくない方法を選択して実行すればそういう事態を避けることができます。
Ⅱ.さらに、人間には、知識を他の人から伝えられるときも、実行時と同じように、
それを越えると不審・不快になる範囲があります。
その知識の内容が、
- 今まで正しいと信じてきたことと異なる結論だったり
- 現実の不快感(空腹感など)を思い出させるものだったり
- 込み入っていたり、
するときには、不審・不快を感じ、その知識に適応、すなわち学習することが難しくなります。
それを乗り越えるために、「ゆっくり、謙虚に、繰り返し」て読み書き、聞き話すことが必要ということも述べました。
新しい状況(ダイエット=少ない摂取カロリー)に適応するためには、
・ 今までの知識に基づいて、つらい方法を実行する
(つらさという費用を払い続ける)、
・ または、挫折する(利益が得られない)、
・ あるいは、楽な方法を探して試行錯誤しても結局見つからない
(投資が利益を生まない)、
よりも、
- 始めに、少し難しくても正しい知識を「学習」して
(このブログの読み込みに初期費用を払って)から、実行し始める
のが最も安上がり、かつ効果が確実な方法です。(総費用が少ない、確実に利益)
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