分類:カロリーと病気 の記事

医師が、食事療法を生活習慣病の重要な治療法として認めるためには、確実にカロリーを減らす必要がある (体重を計るだけで体重が減ることはない)

(1日に何度も)体重を計るだけ、というダイエット法に従って、

   ・ 「できるだけ」体を動かして、余分な間食などを摂らない、

ようにしていても、一定の期間後に体重がどれだけ減るかは分かりません。

それは、1日に何度体重を計っても、
測った体重と、カロリーの出入り(すなわち脂肪組織の増減)との関連が薄いことや、
運動後の間食など、かえって体重を増やすこともしてしまう(試行錯誤する)ことによります。

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医師にとっても現在の食事療法は、効果が不確実で費用が掛かる治療法なのであまり行われていない(このブログの方法なら生活習慣病はもっと治る)

ダイエットが糖尿病や高血圧など生活習慣病の治療として行われる場合、食事療法と呼ばれます。その代表は、「食品交換表(1975年=昭和40年初版)」による糖尿病の食事療法です。

ところが、生活習慣病の診療に携わる医師の間では十分に使われていません。

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ダイエット・食事療法を行うなら、寿命に影響するので、結果を出さなければならない。(そのために、カロリーを多く摂っている食品に注目し、楽な方法を追及する)

高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病など、生活習慣病の患者さんに、
体重を減らしましょう、と勧めるのは医師の仕事のひとつです。

「ウーン、やっぱりそう来るよな」という顔をしている患者さんには、
その患者さんが辛そうなことはしなくてもよいということ、たとえば、

ビールは止めなくてもいいです」であるとか、
運動はしなくてもいいです」と言うことにしています。

今度は、「そんな話は聞いたことがない」と不審がる患者さんが多いので、

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摂取カロリー量は、生活習慣病を治す効果が最大になるよう、十分に減らさなければならない。十分に減らしても、正しい知識があれば、実行時のつらさや弊害を減らすことができる

前回の記事で、生活習慣病を治すためには、
カロリーを減らす方向に生活習慣を変えなければいけないのに、
今まで良しとされて、勧められてきた習慣は、
むしろカロリーを増やす原因であったことを述べました。

今回は、カロリーを減らすときに、減らす量をどのようにして決めるかを検討します。

効果の大きさには3段階ある

まず、生活習慣病を治すだけでなく、どのような手段にでも当てはまる量の決め方として、
次の3段階のものを考えます。

1.効果が出始める最小量

2.これ以上は効果が出ない最大量

3.1.と2.の中間の量

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目的の重大さと手段の容易さ(脳卒中・心筋梗塞の予防に、つらいことは必要ないこと)を訴えないと、生活習慣病を治す機会が失われる

4月に年度が替わって健康診断を受けた、という人もいると思います。
昨年から会社などの健康診断(特定健康診断、いわゆるメタボ健診)の問診で、
「生活習慣を改善するつもりはあるか?」 という項目が加わっています。
はい、と答えた人のほうがやる気があるだろう、と考えた厚生労働省が、
特定保健指導(メタボ保健指導)を受けてもらう人を選ぶために作った項目なのでしょう。

この質問に、いいえ(生活習慣を改善するつもりはない)、と答えている人でも、

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患者さんがウソをつき医師が困惑し、挙げ句お互いが不信に陥るだけでなく、医療費まで破たんするという問題(いわゆる医療崩壊)を解決する方法は、「体重はカロリーだ」という正しい知識を広めること

前回の、「医師や看護師についてはいけないウソ…」
で取り上げた記事の中で、
「医師の多くは、患者のうそを分かっているはずだ」との解説もありました。
しかし、分かったうえで、どう対処するかには悩ましい場合があります。

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「食べ過ぎ病」は、高血圧・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病の原因と対策をよく表している言葉なので、「生活習慣病」に代えて使うとよい

かつて、成人病と呼ばれていた、高血圧・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病が、
「生活習慣病」に名前を変えたのは、有意義なことでした。

  成人になると誰もが掛かる病気で仕方がない

のではなく、

  原因は生活習慣で、対策は生活習慣を変えること

を示す名前だったからです。

ところが、生活習慣をどう変えるかという具体的な対策に誤りが多かったために、
名前が変わってからも生活習慣病は、増え続けました。

名前は良いが、方法が間違っていたのでむしろ生活習慣病が増えてしまった

それは、

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生活習慣病が治らなかった原因・その1(医師や学会の指導方針は、今までの行きがかりもあって、効果があって容易に実行できるカロリー減少方法には目が向いていない)

高血圧・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病などの生活習慣病は、
体脂肪(内臓脂肪)を減らすと治る、
というのがメタボリックのシンドロームの元々の概念です。
このブログにも書いてきたとおり、
カロリーを減らすと体脂肪・体重が減って生活習慣病の患者さんが治る
ことはしばしばあります。

しかし、多数の医師にとって、
生活習慣病は、治る病気だとは思われていません。
そう思うに至ったのは、
現在行われている生活指導、食事療法の(惨めな)結果を見た
からに違いありません。

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生活習慣病が治らなかった原因・その2 (「標準的な特定保健指導プログラム」には有用な方法が載っていないので、実施に必要な費用は回収できない)

前回は、高血圧・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病などの生活習慣病が
治らない原因を医師やそれぞれの学会の指導方針を見ることによって、考えました。

今回は、なぜ治らないかを、
生活習慣病の患者さんに治ってもらうことそのものを目的に作られた、
特定保健指導(いわゆるメタボ保健指導)の内容から見ます。

問題点は4つあります。 
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高血圧を治す方法は、食事の量を減らすのが簡単 (減塩や薬を飲み続けるよりもつらくないので挫折が少ない)

初めに、

  • 高血圧が治る、とは
    薬を飲んでいなくても血圧が基準値以下である状態が続くこと

という約束にします。

治った状態が維持できると、動脈硬化のスピードが遅くなったり、動脈硬化が改善(動脈が柔らかくなる)したりして、脳卒中や心筋梗塞になる危険が減ります。

 ただ、脳卒中や心筋梗塞を防ぐためだといっても、
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