人間を含めた動物は、周囲の環境に適応する能力(学習能力)があります。
春に暑いと感じた同じ気温が、真夏には涼しく感じられるようになりますが、
これは、快適と感じる温度の範囲が、夏には周囲の環境に適応して、高くなったことによります。
このような動物にも共通した適応能力だけでなく、
ダイエットなど、人間に特有の行動にも適応・学習能力を考えることができます。
人間を含めた動物は、周囲の環境に適応する能力(学習能力)があります。
春に暑いと感じた同じ気温が、真夏には涼しく感じられるようになりますが、
これは、快適と感じる温度の範囲が、夏には周囲の環境に適応して、高くなったことによります。
このような動物にも共通した適応能力だけでなく、
ダイエットなど、人間に特有の行動にも適応・学習能力を考えることができます。
前回の、不審に思ったことを克服するには、「ゆっくり、謙虚に、繰り返し」が必要の中で、
「このブログには、ダイエットについて多くの人が正しいと信じてきたことと異なることが書いてあるが、それを受けるためには謙虚さが必要」という
ここに書いてあることがすべて真実だと言わんばかりの、
全く謙虚でないことを書きました。
私自身は真実だと信じていることばかりで、読んでくれている人を説得するに足る根拠も必要かつ十分に書いてきました。
それで、分かる人は分かるし、初めから分かろうとさえしない人もいる、
と考えていますし、その辺りを指摘した本が数年前ベストセラーにもなりました。
カロリーは、1人1人の生活環境や食品の好みに合わせて減らさなければならない の回で、法則を2つ
出しました。
これを使うと、
ということが導かれます(注:その理由)。
つまり、いろいろ気を付けても、健診で測った体重が変わっていなければ、今の摂取カロリーは1年前と摂取カロリーと同じだった、ということになります。
ここで、残念! というだけではつまらない。これを使って、カロリー計算をしなくても、確実にカロリーを減らす方法を考えます。
「途中で挫折する人は、わざわざつらい方法を選んでいた 」
の回(4月28日分)で、4番目に挫折しやすい食事として挙げたのは、
4.全部の食事や料理を少しずつ減らす
でした。
これは、どの食事も均等に(例えば2割づつ)減らすのでなく、
「減らしにくい食事」は減らさず(例えば0割)
「減らしやすい食事」から多く減らす(例えば5割)
ようにするほうが挫折しにくい、という意味です。
3食同じくらいのカロリーを摂る方が良いという話もあるのに、
なぜなのでしょうか?
「途中で挫折する人は、わざわざつらい方法を選んでいた 」
の回(4月28日分)で、3番目に挫折しやすい食事として挙げたのは、
3.好きな食品を減らす (同じ効果なのに、わざわざつらいことをする)
でした。
好きなものを減らそうとするのは、春日局(かすがのつぼね)の薬断ちのように
・ つらいことをしたほうが、よい結果が得られそうな気がする
からだと思います。