2010年5月 の記事

ダイエットを始めても、期待していたほどに体重は減らない。体重を測るのが毎日だと変化が少なすぎて挫折の原因になるから、週に1度でよい。

食事や飲み物を摂ったあとは体重が増え、運動したあとは体重が減ります。
しかし、この体重変化はほとんどが水分によるもので、
摂取や消費をしたカロリーを体脂肪に換算した重量は、
その1/10程度にしかなりません。

しかも、体重とカロリーの比率は一定ではないので、
同じだけ体重が増減しても、カロリーの摂取量や消費量は異なります。

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摂取カロリーを減らしたあとの体重変化はグラフで予想できるので、さらに挫折が減らせる (カロリーの摂りすぎや減らしすぎにすぐ気が付くから)

ダイエットは、正しい知識を学習してから今の食事から「減らすカロリー」減らしやすい食事から減らすと挫折しにくい、ということを述べてきました。

さらに、そのあとの体重の変化、特に体重がだんだん減りにくくなってくることについて分かっているともっと安心です。

これについて今までは、「ホメオスタシス」(注:英語の用法)すなわち、

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医師の間でも、目標体重をどう決めるかにはいろいろな意見がある (このブログの方法では、生活習慣病が治る人を増やすために、体形を考えた体脂肪率を使う)

前回、食事療法で生活習慣病が確実に改善しない理由の1つは
目標体重として、BMIから計算した標準体重を使うことだと述べました。

BMI法による標準体重とは、この体重の人が最も死亡率が少なかったという研究を根拠にして作られたもので、

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医師にとっても現在の食事療法は、効果が不確実で費用が掛かる治療法なのであまり行われていない(このブログの方法なら生活習慣病はもっと治る)

ダイエットが糖尿病や高血圧など生活習慣病の治療として行われる場合、食事療法と呼ばれます。その代表は、「食品交換表(1975年=昭和40年初版)」による糖尿病の食事療法です。

ところが、生活習慣病の診療に携わる医師の間では十分に使われていません。

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ダイエットについて正しい知識を学習してから実行し始めるのが、確実な効果を楽に得られる方法 (試行錯誤する間や新しい方法を待つ間に人生は終わってしまう)

人間を含めた動物は、周囲の環境に適応する能力(学習能力)があります。

春に暑いと感じた同じ気温が、真夏には涼しく感じられるようになりますが、
これは、快適と感じる温度の範囲が、夏には周囲の環境に適応して、高くなったことによります。

このような動物にも共通した適応能力だけでなく、
ダイエットなど、人間に特有の行動にも適応・学習能力を考えることができます。

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ダイエットの方法には、効果だけでなく、実行するときのつらさや面倒さ(費用)にも大小がある。小さいつらさを避けるために、大きな面倒さを掛けても続かない

前回は、
従来言われてきた方法を実行しても効果がないのは、「科学システムの問題」が原因の1つ、ということを書きました。

効果が大きい方法も、小さい方法も、(無いものも)新しい発見の可能性を摘み取ってはいけないので、発表が許されている。しかし、その中で、確かに効果があって生き残るものは少ないということです。

その前には、実行する側の人たちが、効果があっても、その中でわざわざつらい方法を選ぶから挫折していたということを、数回(4月30日5月124日)にわたって書きました。

今回は、つらくない方法を追い求めてばかりいても、やはり挫折する、という話をします。

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従来言われてきた方法を実行しても効果がない原因(科学というシステムの問題)が分かると、耳慣れないことを聞いても拒絶しなくなる

前回の、不審に思ったことを克服するには、「ゆっくり、謙虚に、繰り返し」が必要の中で、

「このブログには、ダイエットについて多くの人が正しいと信じてきたことと異なることが書いてあるが、それを受けるためには謙虚さが必要」という
ここに書いてあることがすべて真実だと言わんばかりの、
全く謙虚でないことを書きました。

私自身は真実だと信じていることばかりで、読んでくれている人を説得するに足る根拠も必要かつ十分に書いてきました。
それで、分かる人は分かるし、初めから分かろうとさえしない人もいる、
と考えていますし、その辺りを指摘した本が数年前ベストセラーにもなりました。

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不審に思ったことを克服するには、「ゆっくり、謙虚に、繰り返し」が必要。(ルーピーになったときはループでしか解決できない)

前回の記事、「摂るカロリー」でなく、今の食事から「減らすカロリー」を考える
の中で、

(ゆっくり読んでください)、

ということを何度か書きました。
少し込み入った話をするとき、または、聞くときには、
それをゆっくりと行うだけでかなり簡単になるからです。

ある本には、「噛んで含めるように言う、急がば回れ、その方が結局速い」
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「摂るカロリー」でなく、今の食事から「減らすカロリー」を考えると、暴飲暴食や間食ができるし、太りやすい体質の人でも確実に体重が減る

前回は、

  • 今までの一定の食事の量から、減らさなければならないカロリーを引いた、食事の量を食べていく

ことにより、面倒なカロリー計算をしなくても、確実にカロリーが減らせることが分かりました。

さらに、「減らしやすい食事」からに限定してカロリー=量を減らすことによって、もっと手間を減らすことができます。(つらくない、に加えてです) 

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面倒なカロリー計算をせずに体重を減らせる方法は、「いろいろやっても体重が減らなくて残念!」だけであきらめなかったから見つかった

 カロリーは、1人1人の生活環境や食品の好みに合わせて減らさなければならない の回で、法則を2つ

  1. 体重が減ると消費カロリーが減る
  2. 消費カロリー - 摂取カロリー = 体重変化

出しました。

これを使うと、

  • 体重が変わっていないならば、摂取カロリーも同じ(減っていなかった)

ということが導かれます(注:その理由)

つまり、いろいろ気を付けても、健診で測った体重が変わっていなければ、今の摂取カロリーは1年前と摂取カロリーと同じだった、ということになります。

ここで、残念! というだけではつまらない。これを使って、カロリー計算をしなくても、確実にカロリーを減らす方法を考えます。

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