タグ: 糖質制限食 の記事

従来型のカロリー計算は、面倒で挫折の原因になるので行ってはならない(減らしやすい食事から一括して大きく大まかに減らすのが良い)

カロリー計算の手間が掛かりすぎるので、食事療法の導入・維持ができない

前回、正当なカロリー制限を原理にした食事療法が、
「糖質制限食」というとんでもダイエットに実績でかなわないのは、
カロリー計算の手間が掛かりすぎることが大きな原因だと述べました。

それを解決する方法はこのブログで何度か述べていますが、
「こんな大まか(大雑把)なやり方でいいの?」
という不安で、実行に取り掛かれない人が多いようです。

その結果、従来型のカロリー計算を始めてはみたものの、
外食のカロリーが推定できない、体重が予想通り減らない、など、
些細なつまずきで挫折する人が多くいます。

今回は、従来型の精密なカロリー計算はしなくてもよい、
むしろ、面倒で挫折の原因なるから、してはいけないことを論じます。 続きを読む…»

糖質制限食に無効・拒否・挫折例が多くても、一向にすたれない原因・その2 (従来の食事・生活指導に、カロリー計算など実行困難な割に効果が少ない方法が多い)

前回は、
蛋白質のカロリーを無視した「糖質制限食」は原理的に誤りであり、

 1.カロリーを減らし足りない(摂るカロリーの過多)
 2.実行が困難なことで拒否・挫折して、実行しない

ことが原因で結果が出ない例が多いことを述べました。

しかし、原理的には正しい従来のカロリー制限食も、
同じこの2つの原因で成果を挙げることができずにいます。
それどころか、苦労した割には望む結果が得られない度合では、
「糖質制限食」に劣っていることを認めざるを得ません。

今回は、このふがいないカロリー制限食が「糖質制限食」に勝る成果を出すために、
実行方法をどう改めればよいかを書きます。 続きを読む…»

糖質制限食に無効・拒否・挫折例が多くても、一向にすたれない原因・その1(蛋白質に糖質と同じカロリーがあることが納得できない)

  「糖質制限食には効果がない」、

という言葉で検索してこのブログにやって来る人、
そして、糖尿病など生活習慣病の患者さんで、こう訴える人が多いです。

また、一時的に効果があっても、
糖質(ご飯、パン、めん類などの炭水化物)が好きな人は途中で挫折しやすいですし、
それ以前に、糖質を減らすと聞いただけで、初めから拒否して実行しない人も多くいます。
(食事療法が必要な人のうち、
 糖質制限の説明をしても、初めから実行しない人が4割、
 実行しても糖尿病や高血圧などが治るという効果がない人が2割、
 というのが私の感触です)

糖質制限食が無効な原因は、
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蛋白質が肥満の原因という知識はまだ知られていないが、「脂肪が肥満の原因」から「炭水化物(糖質)が原因」に変わってきたから、いずれ広まって肥満人口は減少し始めるはず

この1年くらいの間に、ご飯や麺類などの炭水化物を減らしている、
という生活習慣病の患者さんによく会います。
その動きについて、先日、肥満学会での発表の際に、
肥満~生活習慣病の治療や指導に携わる各種の専門家と話し合う機会がありました。

医師の間では、生活習慣病を治すために炭水化物(=糖質)を減らすという
糖質制限食」が興味の対象になっていて、患者さんたちと歩調が合っていたようです。

その理由は、医師が栄養や食事については、真の専門家ではなく、
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蛋白質はブドウ糖の原料、蛋白質には炭水化物(糖質)と同じカロリーがある、という正しい知識があると、ダイエット・食事療法がとても簡単になる・その4

前回までの、蛋白質についての正しい知識・その1その2その3で、
ダイエット・食事療法がうまくいかない最大の原因は、
よく知られている蛋白質についての知識の中に、誤りが含まれているからだ、
ということを説明しています。
検索エンジンやブログ・ランキングから直接このページに来てくれた人は、
その1から順に読んだほうが理解しやすいと思います。

また、今回の説明も、ダイエットを確実、かつ簡単に行うために必要なので、
面倒がらずにゆっくり読み進めてください。

今回は、蛋白質についての正しい知識のまとめとして、

  ダイエット・食事療法を行うとき、
  これだけは守らなくてはならない、そして、これだけを守ればよい、

という規則と、

  容易に実行できる応用例

をいくつか述べます。

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糖尿病が治らないのは、糖質(炭水化物)へのこだわりが一因・その2 (糖質制限食で糖尿病が治らないのは、蛋白質の摂り過ぎで体重が増え、インスリンが効かなくなるから)

前回は、糖質制限食(カーボカウント、ローカーボなども同じ)では
血糖値が上がりにくくなることはあっても、糖尿病が治ることは少ない
ということを、実際の患者さんの例を引いて述べました。

今回は、その原因を、
患者さんの体の中で起こっていることを順に述べていくことで、
解き明かします。

「糖質制限食」というキーワードでこのブログを訪れてくれた人は、
糖尿病が治ることは少ない、ということを不審に思うかもしれませんが、
私が知る限り、糖尿病が「治った」人は、糖質制限食ではなく、
従来通りの「カロリーが少ない食事」を実行している人です。
(「カロリーを減らしても体重が減らなかった」という人はこちら
ためしに一度読んでみてください。

1.蛋白質の摂り過ぎで、脂肪細胞に脂肪が貯まる(太る)。

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糖尿病が治らないのは、糖質(炭水化物)へのこだわりが一因・その1 (糖質制限食では、糖質をいくら制限しても、蛋白質を減らさないから糖尿病が治らない)

糖尿病が治らないのは、

1.食事療法のカロリー設定が適切でない

2.糖質(炭水化物)を減らすことにこだわって、蛋白質を減らそうとしない

3.従来の「糖尿病は治らない」という考えから抜けきれない

からだ、ということを以前述べました。

今回は、特に、

糖質制限食(カーボカウント、ローカーボ、低炭水化物、アトキンス、
などというダイエット・食事療法も同じような内容です)

という食事法が糖尿病を改善させる、と言っている人たちが、
上の、2.糖質へのこだわり=糖質に目を奪われていたことで、

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「糖尿病が治る」ということが分かるためには、元々の医学の内容への修正と、集合の考え方が必要 (新しい酒は新しい皮袋に盛れ)

糖尿病は治らない。」

そのあとに、

「一時的に良くなっても、気を抜くと再発するから、一生コントロールし続けないといけない・・・」

と続くのですが、これは糖尿病の専門家だけでなく、専門でない医師にとっても常識です。なぜかというと、医学部でそう習うからです。
今でも医師に向かって「糖尿病は治る」とでも言おうものなら、
「ん、このひと医者?」と、うさん臭い目で見られます。 

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