前回の、「医師や看護師についてはいけないウソ…」
で取り上げた記事の中で、
「医師の多くは、患者のうそを分かっているはずだ」との解説もありました。
しかし、分かったうえで、どう対処するかには悩ましい場合があります。
患者さんがウソをつき医師が困惑し、挙げ句お互いが不信に陥るだけでなく、医療費まで破たんするという問題(いわゆる医療崩壊)を解決する方法は、「体重はカロリーだ」という正しい知識を広めること
医師や看護師についてはいけないウソは、糖尿病の薬(インスリン注射薬を含む)を使っている患者さんが、食事の習慣を変えるときに主治医に言わないこと(起こると重大な結果をもたらすことには、正しい知識と適切な予防手段がいる)
先日、医師や看護師にウソをついたことがあるという人が3割いた、
という調査結果が新聞の記事になっていました。
ウソの中では、生活習慣に関するものも12%あったとのことなので、
危険なので、ついてはいけないウソを、1つだけ、挙げておきましょう。それは、
糖尿病の薬(インスリン注射薬を含む)を使っている人が
食事の習慣を変えるときに主治医に黙っていることです。
食事を減らすことにより、低血糖発作が起こる危険があるからです。
「糖尿病が治る」ということが分かるためには、元々の医学の内容への修正と、集合の考え方が必要 (新しい酒は新しい皮袋に盛れ)
「糖尿病は治らない。」
そのあとに、
「一時的に良くなっても、気を抜くと再発するから、一生コントロールし続けないといけない・・・」
と続くのですが、これは糖尿病の専門家だけでなく、専門でない医師にとっても常識です。なぜかというと、医学部でそう習うからです。
今でも医師に向かって「糖尿病は治る」とでも言おうものなら、
「ん、このひと医者?」と、うさん臭い目で見られます。
「カロリーを減らしても体重が減らない」原因・その1は、カロリーが低いと思われているが実は普通、の食品を摂ること (「体によい」成分が含まれていても、カロリーが低くない食品は多い)
「カロリーを減らしても体重が減らない」というキーワードで検索して、
このブログに来てくれる人がいます。
なぜ体重が減らないのか、その原因をまず3つ挙げます。
(検索のキーワードは、アクセスログというもので調べると分かりますが、メールアドレスなどの個人情報は分かりませんので心配ご無用です)。
1.肉や卵を減らして、魚や大豆を摂るようにした
体脂肪・内臓脂肪を減らす漢方薬や健康食品も、止めると結局元の体重に戻る (減らした体重を維持するには、増やしたカロリー、減らしたカロリーを保つことが必要)
体脂肪・内臓脂肪を減らす漢方薬や健康食品は、いずれも消費カロリーを増やすか摂取カロリーを減らすことによってその効果を発揮します。
続けて使っていると確かに何kgかは(体脂肪が減って)体重が減るようです。
しかし、体重が減った後に、その漢方薬や健康食品をやめるとどうなるでしょうか?
必要な段取りをしておくと、誘惑と戦わなくてよいから、楽に効果が出せる (不要な手間は挫折を増やす)
この前、皮膚科の医師と話す機会がありました。
彼は、塗り薬を処方するとき、チューブではなく、プラスチック容器で出すようにしているとのことでした。
チューブだといちいち押さなければならないので、十分な量が塗られない、したがってその分治りが悪くなる。
その点、容器ならば、一度ふたをはずせば、チューブを押さなくても、指に十分な薬が付いてくるので、そのようなことはないのだそうです。
この話から、教訓を2つ。
新たに発見されたしくみが、役に立つと分かるまでに越えなければならない関門・その1 (体全体でも働きは同じか?)
問い1:
かりに、ある脂肪を貯めるしくみが発見されて、それが夕方早い時間帯より夜遅い時間帯のほうで、よく働くことが分かったとします。
夕方の早い時刻に食事をすれば、同じカロリーの食事をしても、脂肪が蓄えられにくくなるでしょうか?
答え1: