高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病など、生活習慣病の患者さんに、
体重を減らしましょう、と勧めるのは医師の仕事のひとつです。
「ウーン、やっぱりそう来るよな」という顔をしている患者さんには、
その患者さんが辛そうなことはしなくてもよいということ、たとえば、
「ビールは止めなくてもいいです」であるとか、
「運動はしなくてもいいです」と言うことにしています。
今度は、「そんな話は聞いたことがない」と不審がる患者さんが多いので、
高血圧、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病など、生活習慣病の患者さんに、
体重を減らしましょう、と勧めるのは医師の仕事のひとつです。
「ウーン、やっぱりそう来るよな」という顔をしている患者さんには、
その患者さんが辛そうなことはしなくてもよいということ、たとえば、
「ビールは止めなくてもいいです」であるとか、
「運動はしなくてもいいです」と言うことにしています。
今度は、「そんな話は聞いたことがない」と不審がる患者さんが多いので、
「減らしてよい体重」
という検索語で、このブログを訪れてくれた人がいました。
今回は、これをお題にして、最終的に、
体脂肪率から、高血圧、脂質異常症、糖尿病など生活習慣病の患者さんにとって、
「この体重に減るまでは治るチャンスがある体重」をExcelで計算します。
体脂肪率とは、体重に占める体脂肪量の割合です。すなわち、
体脂肪率 = 体脂肪量 ÷ 体重
また、この式から、
体脂肪量 = 体重 × 体脂肪率
になるので、体重が80kgで体脂肪率が25%の人は、
体脂肪の総量が(80×25÷100=)20kgだということになります。
体脂肪率は、いろいろな計測法がありますが、
体重に変化がないときは、消費カロリー = 摂取カロリー
という式は科学の体系の中では根本的な原理です。
なぜなら、
体の中に摂り込んだカロリー(摂取カロリー)が、
体から出ていくカロリー(消費カロリー)より多いときには、
余ったカロリーが、脂肪などの形で貯蔵されたカロリーになって、
その分必ず体重が増え、
反対に、摂取カロリーが消費カロリーより少ない時には、
体に貯えられていたカロリーが減って、体重が減るからです。
ですから、体重が増えも減りもしないときには、
摂取カロリー = 消費カロリー、
でなければなりません。