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食事誘発性熱産生の体重への影響は無視してよい理由。このように効果が無い方法が唱えられるのは、生物学・医学が発達してきた経緯によるが、「どの食事の量を減らしても体に悪くないし効果がある」ことを理解すれば、体重を減らすのは簡単

食べた後に、基礎代謝(じっとしていても消費するカロリー)が増える現象があり、

  「食事誘発性熱産生」(「特異動的作用」という言葉も同じ意味です)

と呼ばれています。
この現象があるために、

  同じカロリーでも、3食抜かずに食べたほうが、消費カロリーが増えて体重が減る

といわれるのですが、果たしてその効果はどれだけあるのでしょう? 続きを読む…»

早い時刻に食べて、脂肪の合成を促進するBMAL1が働かないようにしても、体重が減らない理由

このブログでは、

  夜間でも、食べた栄養の吸収率が高まることはない
  夜間でも、人間は多くのエネルギーを消費している
  従って、夜遅くに(同じものを)食べたからといって、
  それで体重が増えることはないから、ダイエットをあきらめる必要はない

ことを述べてきました。しかし、

  夜遅い時刻に食べると(同じものを早い時刻に食べるより)体重が増える
  その原因は、脂肪合成を促進するBMAL1という物質が夜間に増えるためである

と言っている人たちがいて、ダイエットを挫折しやすくしています
(夕食を減らすのはつらい、という人が多いからです)

今回は、この主張が誤りであることを論じます。
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