今回は、専門家・玄人の能力をどう使うと自分の目的を実現できるか、
という話をします。
特定保健指導(メタボ健診のあとに行う生活指導)のカリキュラムを見直して、
このブログで蛋白質について書いてきたことを取り入れようとしたのですが、
指導を行う管理栄養士や保健師には必要な知識でも、指導される人に果たしてこれだけ高度な内容が必要か、と考えたことがきっかけです。
その内容とは、
- 蛋白質には必要量があり、ダイエット・食事療法でそれ以下しか摂らないと、
筋肉量(除脂肪体重)が減るなど困ったことが起こるので、してはならない。 - 一方、必要量以上に摂った蛋白質のカロリーが消費されないと、
脂肪として蓄えられるので、蛋白質を減らしてもよい人が多い。
例えば、夕食だけで必要な蛋白質が摂れている人は、朝食や昼食は炭水化物だけの食事にして蛋白質は摂らないようにしても問題は起こらない
・・・
などです。
で、結局、
保健指導を受ける人のなかで、意欲のある人が病気を治すきっかけをつかみやすいように、
できるだけ分かりやすい形で伝えることに決めました。
この結論になるまでに考えたことは、こうです。