食べた後に、基礎代謝(じっとしていても消費するカロリー)が増える現象があり、
「食事誘発性熱産生」(「特異動的作用」という言葉も同じ意味です)
と呼ばれています。
この現象があるために、
同じカロリーでも、3食抜かずに食べたほうが、消費カロリーが増えて体重が減る
初診の、(体重が重い)患者さんに、
「先生の仰ることが今まで聞いてきたのとは反対なのに、本当かもしれない
と思える。それは、根拠に説得力があるからだと思う」
と言われました。ところが、続きがあって、
「ただ、今までと反対のことを幾つも聞くので、お話が難しいと感じてしまう」
とのことでした。
このブログや私の著書も難しいという評価をいつも受けていて、
その原因の一つは、この患者さんが言うように、
現在の常識と違ったことばかり書いてあるから、と私自身は把握しています。
そのために、現在の常識では現実の出来事が説明できない事例を蓄えて、
患者さんに納得してもらえるよう努めています。
話が難しくなるもう一つ原因は、
続きを読む…»
「糖尿病は治らない。」
そのあとに、
「一時的に良くなっても、気を抜くと再発するから、一生コントロールし続けないといけない・・・」
と続くのですが、これは糖尿病の専門家だけでなく、専門でない医師にとっても常識です。なぜかというと、医学部でそう習うからです。
今でも医師に向かって「糖尿病は治る」とでも言おうものなら、
「ん、このひと医者?」と、うさん臭い目で見られます。