減らしやすい食事・その4、は減らしてもつらくない食事 (人間は動物だから食欲があることを無視すると挫折する)

途中で挫折する人は、わざわざつらい方法を選んでいた
の回(4月28日分)で、4番目に挫折しやすい食事として挙げたのは、

   4.全部の食事や料理を少しずつ減らす

でした。

これは、どの食事も均等に(例えば2割づつ)減らすのでなく、

「減らしにくい食事」は減らさず(例えば0割)
「減らしやすい食事」から多く減らす(例えば5割)
ようにするほうが挫折しにくい、という意味です。

3食同じくらいのカロリーを摂る方が良いという話もあるのに、
なぜなのでしょうか?

2つ理由があります。

  • 1つ目は、そのほうがつらくないからです。

「人目」が気にならないなど、減らしやすい食事から少ししか減らさずにおいて、
そうでない食事、例えば「人目」が気になる、同僚と一緒に食べる食事からも
少し減らすことにすると、

結局1日全体では、何かつらい感じが残ります。
(減らしやすい食事を少し減らすだけならつらくないかもしれませんが、今度はカロリーがちゃんと減らせません)

減らしやすい食事でしっかり減らしておいたあと減らしにくい食事は今までどおりにしたほうが、つらくないのです。

  • 2つ目は、その方が確実にカロリーを減らせるからです。

全体で、カロリーを2割減らそうとするときに、理論的に言えば、
どの食事も2割ずつ減らすのも、
「減らしやすい食事」に重点を置いて、例えば5割減らしておいて、
減らしにくい食事はそのままにしても、
効果は変わりません。(4月18日分

ところが、2割くらいだと、盛り付け量の違いやおかず1品が多くなるくらいで
元のカロリーと同じになってしまいます。
続けている間に、知らぬ間に元の量に戻ってしまい(食欲が後押ししている)、
少し減り始めていた体重がいつの間にか元通り
ということが実際よくあったのです。

ですから、カロリーを減らす食事は減らしやすい食事から
カロリーを減らす(食べない)食品は、好きな食品でないものから
減らしたほうが、途中で挫折しにくくなります。(4月27日分

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  5. […] 減らすカロリーをできるだけ1食に集めて、はっきりと差が分かる […]


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